手のひら催眠術

2人ペアで行うのが基本です

 

1人(Aさん)がもう1人(Bさん)の顔の前に手を出します。

だいたい15cmくらいの距離が目安です。

 

Aさんが手を動かすので、Bさんはそれに顔でついていきます

 

Aさんはその場で止まって手だけ動かすのではなく、前後左右に移動しながら手を動かすので、Bさんも移動してついていかなくてはいけません。

 

 

 

手の動きは前後左右だけでなく、上下にもいけます。

 

Bさんはけっして無理してついていかないでください。一応「催眠術」にかかったようにどこまでもついていく、という趣旨ですが、特に足腰に不安がある方などは、「できる範囲で無理のない動き」でお願いします。

 

 

 

Aさんは相手の動きも見ながら、無理のない範囲で、Bさんがいろいろな動きをするようにいろいろ試してみてください。

 

Bさんは手のひらだけを見続けることになるので、Aさんは周りにも気をつけて、他の人達やイスや机などにぶつからないようにリードしてください

適当な時間で、BさんとAさんに交代してもらいます


★海外で行われている動画を紹介します(5分20秒ごろから)

 

南米コロンビア発祥のゲームらしく「コロンビアの催眠術」(Columbian Hypnosis)として世界的には知られています

 

こちらの本で紹介されています ”Games for Actors and Non-Actors” (p.51) by Augusto Boal → amazon のサイトは こちら

 

 


★ バリエーション 2人とも催眠術師

 

AがBの前に手を出すのですが、BもAの前に手を出します。

 

2人とも相手をあやつろうとするのですが、相手の手のひらにあやつられているので、自由にあやつれるわけではありません・・・

 

他の人達や物にぶつからないように、より慎重に楽しみましょう


★ バリエーション 3人以上でみんな催眠術師

 

3人の場合

 

Aさんが右手をBさんの前に、Bさんが右手をCさんの前に、Cさんが右手をAさんの前に、出します。

 

誰もがあやつられながらあやつることになります。

 

4人以上でも輪になって同様に行えます


★バリエーション 1人で2人をあやつる

 

Aさんが両手を出し、右手でBさん、左手でCさんについてきてもらう。

BさんとCさんがぶつからないように、それぞれ注意する

下の動画、前半は、1人で2人をあやつるバリエーションです

 


★バリエーション 親催眠術師、子催眠術師、孫催眠術師・・・

A(親催眠術師)が両手でBとCをあやつるのですが、

さらにBも、子催眠術師として両手を出してDとEをあやつり、CもFとGをあやつります。

さらにDも孫催眠術師としてHとIをあやつり・・・というように、どんどんピラミッド状に次々と、あやつられながらあやつっていきます。

 

A

|\

B   C
|\   |\
D E    F G

|\

H  I ・・・・・・・・・

 

複雑な動きになるので、ぶつからないようにお互い気をつけましょう

 

上の動画でも45秒頃からこのバリエーションが紹介されています

 

下の動画はオフィスの狭い所で行われていますね

通常はもっと広い会場でのびのびやる方がいいと思います

 


★バリエーション 1人の催眠術師が大勢をあやつる

 

催眠術師は片手を出し、他の人達は、その動きに顔の動きを合わせます

1対1なら目の前の手の動きに合わせるところを、遠くても合わせます

 

下はその動画です


★バリエーション 顔以外でもいろいろな所であやつる

 

Aは顔だけでなく、Bを身体の一部、動かしたい所に随時手をかざしたあと、自分の手を動かして、あやつる
Bは手をかざされた所でAの手の動きについていく

 

実際にためしてみたところ、Aがどこに手をかざしたのか、Bからは分かりにくい・・・ということも発生します。Aの思惑とズレたとしても、Bは「ここだ」と思うところで思いっきりついていけばいいのかな、と思います

 

下の動画は、BGMありで美しいです。AとBの思惑のズレはないようにも見えますが、実はズレててもAがそ知らぬ顔でやっているだけかもしれません